卒業や退職のお祝い、記念日など、お花を贈られた経験というのは、皆さん一度はあるのではないでしょうか?
しかし、「花束をもらったときの、その後の対処が困る」「どうしたらいいのかわからない」という声は本当に多いです。
ちなみ、花三喜が花屋になろうと思ったきっかけも、この一声でした。
生花というのは「生き物」ですから、命ある限り、大切に愛でていただけたらうれしく思います。それが私たちお花に携わるものの願いでもあります。
というわけで、花束をもらった後に、お花をできるだけ長く楽しむためのちょっとしたポイントをお伝えします。
1.早急にラッピングをはずす
キレイに、かわいらしくラッピングされているため、なんだかもったいないように思ってしまうかもしれませんが、花束の場合は、なるべく早くラッピングを外し、お水につけてあげるようにしましょう。
その点では、アレンジメントの場合はラッピングをしたまま飾れるようになっているので、持って帰ってきたままの状態で飾っていただいて構いません。
2.茎の根元を少し斜めにカットする
こうすることで、お花が水を吸い上げやすくなります。
カットするときは、水をしっかり張って、水の中でカットすること。斜めにカットするのは、水に当たる断面を広くすることで、さらに水を吸い上げやすくするためです。
3.花瓶の水は1/3程度にする
花瓶がなければ、コップなどでもOKです。器にたいして1/3程度の水を張れば十分です。
水は多い方がいいのではないかと思いがちですが、茎に水がつかる部分が多くなると、茎が傷みやすくなってしまうので気を付けましょう。
4.エアコンの風や直射日光が当たらない場所に飾る
生花はデリケートな生き物なので、飾る場所にも気を遣ってあげてください。また、特に夏は気温が高くなるので、水温が上がりやす場所も避けた方が良いでしょう。
5.こまめに水替えをする
お水に雑菌が繁殖することがお花をダメにする大きな要因なので、これはぜひこまめに行っていただきたいところです。
もし、花束に延命剤が付いていれば、それを水と一緒に入れると、延命剤が雑菌の繁殖を抑えてくれるので、水替えの頻度を減らすことができます。
6.再度、茎の根元をカットする
水替えをするときに、茎のぬめりをしっかり洗い、悪くなった部分を再度カットしていくことで、またお花が元気を取り戻します。
これを繰り返すと、お花が大変長持ちします。
茎をカットしていくと、どんどん短くなってきますが、最終的にはお皿にお花だけ浮かべて楽しむという手もあります。そこまで長持ちできれば Verry Good!ですね。
なんだか、めんどくさいなぁと思われたかもしれませんが、このひと手間が、お花を楽しめる期間を劇的に長くしてくれるのです。
はじめにもお伝えしましたが、できるだけ長くお花を楽しんでいただけることほどうれしいことはありません。
花三喜では、このような場面で、どういったお花を贈ったらいいかわからない、という方のご相談を無料で承っております。
ご相談後、購入に至らなかった場合ももちろん料金はいただきません。
まずはご相談ください。