お祝い花としてもお供え花としても、「贈りものには胡蝶蘭」とお考えの方は少なくないでしょう。
特に、会社としてお花を贈る場合には、最もスタンダードなフラワーギフトとなっています。
しかし、いざ胡蝶蘭を買おうとインターネットで調べてみると、3本立ちやら5本立ちやら色々あって、「結局、自分の場合はどれを選べばいいのだろう・・・」と悩まれる方も多いことと思います。
そこで、ここでは、胡蝶蘭の選び方にについてお話しますね。
●「3本立ち」や「5本立ち」って何?
まず、胡蝶蘭の「3本立ち」や「5本立ち」というのは、1つの鉢に入っている茎の本数のことです。つまり、1つの鉢から3本の茎が出ているのが「3本立ち」で、5本あるものが「5本立ち」というわけです。
もちろん、茎が多い方がお花の数も多くなるので、大きく豪華になります。その分、お値段も跳ね上がりますけどね。
お花のグレードやお花の数によって幅はありますが、大輪の胡蝶蘭のおおよその相場は
・3本立ちの場合は12,000~30,000円前後、
・5本立ちの場合は35,000円以上
と思っていただければよいかと思います。
ちなみに「大輪(たいりん)」というのはお花の大きさのこと。花びらが大きいものを「大輪」といい、もう少し小さいものは「中輪」や「ミディ」と呼ばれます。
●胡蝶蘭の〇輪って何?
胡蝶蘭の1本の茎についているお花の数のことを表しています。
同じ3本立ちの胡蝶蘭でも、1本の茎についているお花の数が多い方が良いとされています。たくさんお花がついていれば、その分お値段も高くなる傾向にあります。
例えば、1本の茎に10輪のお花がついている3本立ちの胡蝶蘭は、「3本立ち30輪」と表示されます。
同じく10輪ついている5本立ちなら「5本立ち50輪」となります。
同じ値段ならば、お花の数が多い胡蝶蘭を選ぶと良いですよ。
ちなみに、このお花の数というのは、つぼみの状態のものも込みでカウントされますので、ご注意ください。
なお、同じ値段の胡蝶蘭なら、どこをみて買うと良いかというのは、こちら(胡蝶蘭を買うときに見るべきポイント)に書いていますので、ぜひご覧ください。
●「3本立ち」か「5本立ち」かの判断基準
さて、では「3本立ち」と「5本立ち」、いったいどのようなシチュエーションの時に、どちらを選べばいいのでしょうか。
贈答用の胡蝶蘭としてスタンダードなのは、「3本立ち」です。開店・開業祝い、周年祝い、就任祝い、誕生祝いなどに最も多くお選びいただいています。
じつは、特に「5本立ちでなければならない」というような決まりのシチュエーションはありません。
基本的には、「3本立ち」よりも今回はさらに大きなもの、豪華なものを贈りたいという場合に「5本立ち」をお選びいただくといいかと思います。
例えば、10周年のお祝いだからいつもより豪華に・・・といった場合や、とても大きな会場に設置される場合などは大きくて豪華な「5本立ち」以上のものが好まれます。
「豪華なものを」という点では、贈り主やお相手の地位や立場も考える必要があります。
例えば、社長の名前で出すお花が「スタンダード」なものでいいのかどうか、といった具合です。このあたりはお相手との関係性も含めて考慮すべき点ですね。
もうひとつ気をつけたいことは、胡蝶蘭を置くスペースです。お届け先に大きなお花を置くスペースが確保できない場合は、反対に困ってしまうということがあります。特に5本立ちの胡蝶蘭は横幅もありますから、そのあたりを考慮してお選びいただくことをおすすめします。
というわけで、「3本立ち」か「5本立ち」かの判断基準は、
①より豪華な贈りものの方が好ましい場合かどうか
②お届け先の会場(場所)に置くスペースがあるかどうか
といったところになるかと思います。
ぜひ、参考になさってくださいね。
花三喜では、このような場面で、どういったお花を贈ったらいいかわからない、という方のご相談を無料で承っております。
ご相談後、購入に至らなかった場合ももちろん料金はいただきません。
まずはご相談ください。