お盆・お供えの花特集


 お盆にお供えするお花は、故人やご先祖さまを供養するための大切なお供えもの。

一般的には、切り花をご仏壇やお墓の両脇に活けます。でも、正直なところ、水替えなどの管理が大変・・・。 猛暑日が続くと、1日でお花がダメになってしまう、なんてことも、九州地方では珍しくありません。どうにかできないのだろうか・・・

 

 他にも、初盆のお供え花をお贈りすることになったけど、何を贈ればいいのだろうか。失礼に当たらないか・・・不安。

 

  そんなお供え花についてお悩みの方のために、切り花以外にお供え花としてお選びいただいているものについてご紹介します。

様々な事情を考慮し、最適なものをお選びいただけるように、それぞれのメリット・デメリットをあげていますので、ぜひ、購入の参考になさってください。

 

 


●生花アレンジメント

故人と親しい間柄の方初盆・年忌法要のお供え花としてご遺族へ贈られる場合などに、最も多くお選びいただいているのは生花アレンジメントです(花三喜では、という意味です)。

 

故人のお好きだったお花をお入れしてアレンジすることができるというのが一番の特長です。器に入っているため、そのまま飾っていただけるということと、水替えの必要がなく、器にそのままお水をあげるだけでいい、というところもメリットの1つです。

 

基本は白いお花を中心にアレンジしますが、紫や青、黄色、淡いピンクなど華やかなものを入れてもよしとされています。

 

ただし、例えばバラのように、お供えのお花としては避けた方がよいお花もありますので、入れてほしいお花がある方は、ご相談ください。

 

初盆や年忌法要の際にご遺族へお贈りする場合は、5,000円~10,000前後のアレンジメントをご注文される方が多いです。

 

デメリットとしては、サイズが大きくなると置くスペースを確保しなければならないので、状況によってはご遺族がお困りになってしまう可能性もあります。事前に確認するなどして、配慮されることをおすすめしています。

また、特に暑い時期ではお花の傷みが早いということも、生花アレンジメントのデメリットの1つです。(それが儚くて良いとする場合もあるので、捉え方次第ですね)

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●胡蝶蘭

生花アレンジメントと同じく、お供え花としてよくお選びいただいているのが胡蝶蘭です。

 

お盆の供養には、白い花が好まれますので、白いお花の胡蝶蘭はお供え花の定番なのです。

 

初盆や年忌法要などで、親族や親しい人を招いて法要を営む場合に、ご遺族がご用意されることも多いです。

 

胡蝶蘭は、お花を楽しめる期間が長いことが特長です。1か月以上は開花した状態のお花を楽しむことができます。また、うまく育てていただければ、お花が一度散ってしまった後も再びお花を咲かせることができ何度でも楽しむことができるので、喜んで育てられる方が多いです

 

 

注意点として、特にご自宅にお贈りするときは、胡蝶蘭の大きさに配慮しましょう。

お花の大きな大輪や比較的小さめなミディなど、様々な種類の胡蝶蘭がありますので、置き場所の広さに適したサイズのものをお選びいただくことをおすすめします。

 

個人でお贈りする場合は、大きさにもよりますが、15,000円~30,000円前後のご注文が多いです。

また、複数人で連名で出される場合もあります。その場合は、人数と一人当たりの予算によって決めていただくとよいかと思います。

●プリザーブドフラワー

特に、仏花としてオススメするのは、こちら。

 

近年では、生花に限らず、造花やプリザーブドフラワーのお供え花をお選びいただく方も増えています。作りもののお花に抵抗がある、という方は、まずはこちらをご覧ください。(教えて花三喜「お供え花は生花の方がいいのでしょうか?」)

 

ちなみに、プリザーブドフラワーとは、生花のみずみずしさを保ったまま、「枯れない」ように「生花そのもの」を特殊加工したお花のこと。

圧倒的に長い期間お花を楽しむことができるのが特長です。

 

まるで水分を含んだかのようにみずみずしく、色鮮やかなお花は、造花ともドライフラワーとも異なります。

 

忙しい日々の水やり、傷んだお花の交換などは何かと負担になる場合もあるかと思います。

このプリザーブドフラワーなら、特殊加工しておりますので、水やりも不要ですし、お花の入れ替えももちろん必要ありません

 

特に夏の暑い時期は、生花だと傷みが早く、いつも以上に頻繁にお手入れが必要となります。その点、プリザーブドフラワーは季節も関係ありません

 

 

プリザーブドフラワーのメリットはそれだけではありませんよ。基本的にコンパクトに仕上げているものが多いので、置く場所を選びません。ご仏壇にそのまま飾っていただくことも可能です。

 

 

ただし、コンパクトというのは、デメリットにもなり得ます。

特に、初盆や年忌法要でご遺族へお贈りするお花としては不向きかもしれません。コンパクトであるがゆえに、立て札を付けることが難しかったり、他の方が胡蝶蘭などを出されていると大きさの違いが目立ってしまったりするからです。

初盆以外でご遺族へお贈りされる場合や、仰々しくしたくない、という場合などは、むしろプリザーブドフラワーでそっとお供えされる方もいらっしゃいますので、状況次第ですね。

 

 

また、大きさの割に比較的高価であるというところもお伝えしておかなければなりません。プリザーブドフラワーはどうして高いの?に詳しく書いています

おおよそ、5,000円~10,000円前後が一般的かと思います。切り花でのお供えを考えられている方からすると、高額に感じられるかもしれません。

しかし、よくよく考えると、特にお手入れや交換をせずに、約2年飾るとすると、2年間で5,000円という費用ですむわけです。

お花をご仏壇にお供えする期間や頻度を考慮し、トータルにかかる費用で比べていただき、最適なものをお選びいただくと良いかと思います

 

 

・関連記事            

  お供え花は生花の方がいいのでしょうか?

  「プリザーブドフラワーは枯れないってホント?

  「プリザーブドフラワーはどうして高いの?

 

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